KEYAKITOの手がけるプロジェクトを紹介します
木から作ったプラスチック MIRAIWOOD
野球バットの廃木粉から作った、73.3%植物由来のバイオマス・プラスチック。石油に代わる、木材由来ならではの新しい材料を活用できる事業計画、製品戦略、ブランディング、市場開拓をおこなっています。→ MIRAIWOOD
感性工学を活用した製品デザイン
リピート支持率No.1 Futaamin-hi
コスメのクチコミサイトやPOSマーケティングデータで圧倒的な支持率を誇るスキンケアクリーム「Futaamin」を感性工学を活用した製品パッケージのデザイン開発を行いました。
CO2を材料資源として活用
逆転の発想で脱炭素をマネタイズ
CO2で硬化する特殊石灰の事業化をサポート、ENEOSホールディングスPOC、日本特殊陶業POCに発展。その試作品は名古屋ウィメンズマラソンの公式ノベルティに採用されました。
豊富な開発実績
【事業計画】環境材料、医療、IoT分野など先端技術の事業化
【製品開発】生活雑貨、家具、自動車関連、食器
【建築設計】都市計画、大学キャンパス計画、公共建築、住宅
【投資開発】ESG投資のための未来技術のビジネスモデル
Plywood clocks
made by Lemnos,inc.
made in japan
写真の製品は、北欧の家具ブランド「ILLUMS」からの依頼によりデザイン・開発しました。北欧の暮らしの思想「Hygge」をもとに、天然の木材とモダンなフォントを、主張しすぎない自然体な佇まいとしてまとめています。Made in JAPANでありながら、スウェーデン、ノルウェー、デンマークのほか、ロンドン、ニューヨークでも販売されました。遠くアイスランドのユーザーからデザインを褒めていただくメールをいただいたこともあり、予想外の反響にとても驚きました。このデザインは、MoMA ニューヨーク近代美術館からも高く評価されています。
2000年〜2010年まで、株式会社タカタレムノスにてデザインディレクションを実施。世界市場に「made in japan」を届けるデザインメーカーとしての地位を確立しました。
事業計画レベルから検討を行い、製品の本質を追求し、材料の開発から製造、販売まで一貫したデザイン戦略を行うことで、他社を圧倒する高品質なデザインと本物の素材と構造を目指した社内の開発〜製造〜販売体制を構築しました。
建築をデザインの起点に置くことで、アトリエ事務所の建築設計と同じ技術レベルでの設計思想、モデル制作、材料や構造の設計開発、スピーディな試作、コスト管理体制を確立。開発スキームを整理し、高品質化と高効率化を実現しました。つまり、時計を創る建築設計事務所、デザイン事務所をレムノス内に作り上げ、内製化したのです。
レムノスの製品は、自社ブランドのほか、多くのデザインブランドにOEM供給されています。レムノス社内の高いデザイン開発力も評価され、デザイン事務所としてOEM先ブランドのデザイン開発までも受託しています。
また、環境に配慮したサスティナブル素材(プライウッド、木材、アルミニウム、ステンレス、陶器など)を積極的に採用、建築技術に基づく効率的な設計手法により、高価な材料を用いながら、手ごろな販売価格と、高品質、短い納期を両立しました。
このおかげで、さらに多くの有名ブランドからご指名をいただけるようになりました。ほとんどの製品はリピート発注を重視したロングライフデザインを志向し、発売から20年以上もロングセラーを続けています。
伝統産業、地場産業も積極的に活用し、新しい製品の部品生産を製造委託することで地域活性化も行いました。岐阜県郡上八幡の木工技術、愛知県瀬戸市のセラミックス、福井県鯖江市のプライウッド加工など、デザイナー自ら製造の現場に出向き、職人の皆様とのコラボレーションを行うことで、多くの地場産業の技術がデザインに活かされました。
なかでも、石川県加賀市の山中漆器とは縁が深く、漆器木地の伝統的なデザインや、漆塗りの技術を現代の生活雑貨に活用したことは、海外の有名ブランドや美術館などからの「高級品」としての商談につながりました。
このことは、MoMAニューヨーク近代美術館、Paul Smith、STARBUCKS など、海外の美術館や有名ブランドや、Artek、ILLUMS、THE CONRAN SHOPなどの家具ブランドからのデザイン開発依頼にも発展しています。
2013年には「Plywood clocks」が、グッドデザイン賞「LONGLIFE DESIGN賞 2013」を受賞。この賞は、10年以上ロングセラーを続けたものだけに与えられるグッドデザインの中のグッドデザイン、デザインの殿堂入りと呼ばれる、日本でもっとも名誉ある素晴らしいデザイン賞です。同賞を同時に受賞されたISSEI MIYAKE、柳宗理らの巨匠作品と並べていただけたことに、素材から本質を追求するレムノスの真面目な姿勢がここに認められたと、関係者一同、感激いたしました。
また、デザインやファッションの雑誌メディアに「時計デザインのベンチマーク」と評されたこともレムノスにとって大きな誇りとなっています。
Riki clock
Clock face Design by Watanabe Riki
Product Design by Mori Toyoshi, Takata Hiroshi
Produce by Takata Hiroshi
made by Lemnos,inc.
made in japan
質の高いスタンダード製品をデザインする。
その基本姿勢を保ちつつ、有名デザイナーたちとのコラボレーションも積極的に行い、2000年発売の「Plywood clocks」をベースに、2004年には日本を代表する伝説のデザイナー渡辺力氏の「Riki clock」をディレクション、設計開発しています。
渡辺力氏とはイームズ(米国)のデザイン思想について議論を行いながら、ミッドセンチュリーモダンのデザインをもとに、未来に向けた永遠のグッドデザインを目指して開発しました。2004年の発売後も何度も何度も改良が加えられ、現在、Riki clockは日本を代表する時計とも呼ばれています。
事業の本質に立ち返り、基本から技術力を地道に向上させ、世界水準のデザイン、高い設計技術を獲得することにより「自然に売れる良い製品」を創る。
それがKEYAKITOと森 豊史の基本的な姿勢です。